④食事に対する考え方が変わる!糖質制限するとどうなる?
さて、前の頁「③ちゃんと調べて実施する糖質制限」では、
糖質制限ダイエットのしくみについて、ざっと書かせていただきました。
糖質制限ダイエットにおいて気をつけなければいけないポイントとしては、
・制限するのは「糖質」であり「炭水化物」ではない。「食物繊維」に気をつけよう!
・「糖質」以外の栄養素はきちんととろう。特に「脂質」を積極的に!
・糖質制限はスタートダッシュが肝心。スーパー糖質制限からはじめよう!
の3つでした。
そして、ダイエットに共通して言えることとしては、②糖質制限に決めた理由でも書かせていただいたとおり、続けなければダイエット前に元通り(リバウンドする)!
ということを、何度でも言わせて頂きたい!
だからこその、
・どうせ続けなければいけないなら、気づけば続いてしまうくらいのもの!
というダイエット方法を調査して、わたくしガチャは「糖質制限ダイエット」にたどり着いたわけです。
それでは、なぜ糖質制限ダイエットは続けることが出来るのか?それをこの頁ではお話していきたいと思います。
<目次>
<そもそもお腹が減るってどういう事?>
まずはじめに、お腹が減るということについて少しお話したいと思います。
ダイエットに興味がある方なら、ご存知の人は多いと思いますので、ポイントだけざっくりと行きますね。
まず、お腹が減ったと感じる理由は、血糖値というものが関係しています。
血糖値:血液中の糖の値。
ですね。まぁ、体の中の糖分の濃さだと思ってください。頭が働くために糖を血液が送り届けてくれています。
※厳密には眼球(網膜)とか他にも糖を栄養としている部分はありますがマニアックなのでやめときますねw
この血糖値ですが、常に一定の濃さを保とうとしています。つまり、
1.一定の基準を下回ったら、血糖値を上げようとする
2.一定の基準を上回ったら、血糖値を下げようとする
です。
はい。では、1の血糖値を上げる方法。手っ取り早いのが「メシ食って血糖値上げる」ですね。
逆に、2の血糖値を下げる方法。これはホルモンをびゃっと出します。インスリンですね。聞いたことがあると思います。
ご飯を食べる⇒血糖値があがる⇒ホルモンを出す⇒血糖値が下がる⇒ご飯を食べる・・・の繰返しですね。
ここで注意したいのが「ご飯を食べる」というところ。現代の食事って言うのは、糖質の割合がとても多いんですね。
例えば蕎麦屋さん。ランチでセットなんか頼んだら、蕎麦と小天丼とかです。お弁当屋さんやコンビニで普通のお弁当を買ったとしても、全体の半分はお米さんです。
(あ、ちなみに蕎麦はうどんよりも血糖値の上昇がゆるやかだから食べてもOKなんです!って言ってるサイトとかありますが、蕎麦、普通に糖質ですので。お気をつけください)
糖質が多い食事をとると、血糖値がギューンと上がります。食べた糖質がそのまま血液にダイレクト!とは行かないですが、まぁ血糖値を上げる方法としてはバツグンです。
血糖値がガツンと上がったら。そうです、ホルモンを出します。ガツンと上がったらその分、ガツンとホルモンを出します。
ホルモンを出すのは、すい臓さんのお仕事ですが、すい臓さんからしてみると、
「ちょ、ちょまっ、血糖値上がりすぎやって!インスリン放出ー!!」とあわててドバッとホルモンを出しますね。そして、
「あかーん!めっさ出てもーた!!今度は血糖値が基準より下がってまう!」となってしまいます。
血糖値が基準より下がったらどうなるでしょう?
そうです、さっき食べたばかりなのに「あ、なんか小腹すいたな」となってお菓子をポリポリ。です。

「お腹がすく」というのは、実際のところ「お腹」が「空いている」というわけではなく、血糖値が基準より低いから上げなきゃ!
ということであり、上げるには、手っ取り早く何か糖分をとってくれ!ということですね。負のループですね。
糖質をとると血糖値がガツンと上がってしまう。そして負のループへ。
逆に考えたらどうなるでしょうか。
糖質をとらない⇒血糖値が急激に上がらない⇒ホルモンがドバッと出ることはない⇒血糖値が下がり過ぎない⇒お腹が減らない
となりませんか?
いやいやいや、糖分とらないと、そもそも「頭の栄養になる糖」が運べなくなるじゃん!って思いますよね。
思ってしまうのもしょうがない事ですね。ただし、糖を食事でとる以外に、自分の体の中で糖を作れるとしたらどうでしょうか。
<糖は自力で作れる>
ヒトは、なぜ、食事をするのでしょうか。
(おぉガチャよ、いきなりどうした??)
例えば植物。光合成なるすばらしい能力をもっていて、栄養を自分で作ってしまいますね。
ヒトにはそれができない。だから、他から摂取しているんですね
(すべての命に感謝。。。)
そんなヒトでも、自分で作れるものと、そうでないものがあるんです。
例えば必須アミノ酸と言われているもの。まぁ、難しい話になってしまうので飛ばしてしまいますが、自力で作れないものに関しては食事から摂取するしかないですね。
では糖質についてはどうでしょう。糖質は自力で作れるのでしょうか。
ここで、カンゾウ君のお話を思い出してみましょう。
真面目なカンゾウ君は、ご主人様から現金をもらった際、余った分をすぐに銀行へ貯金していましたね?
そう、余った糖質は脂肪に変換されるということでした。ここでふと思うわけです。
現金がない場合、銀行の貯金をおろせば現金を生み出すことは出来るのでは?と。
はい。答えとしては、糖質は自力で作れるんです。
糖新生というシステムです。このところよく見かける言葉になりましたね。
脂肪(中性脂肪)を材料にして、糖(ブドウ糖)を作ります。そしてやっぱりここでも活躍するのはたんぱく質(アミノ酸)。
出た、何でも屋さん!他にも乳酸とかいろいろ使うものはありますが、脂肪とたんぱく質から糖質を作ることは可能!なのです。
=ちょっと余談========
プロテインって知ってますよね?どんなイメージがありますか?
ガチャはプロテインって聞くと、、、マッチョのお兄さんが筋トレ後にがぶ飲みしているやつ!というイメージでした。
でも「プロテイン(protein)」って、日本語に訳すと「たんぱく質」なんですよね。
次に、アミノ酸ってどんなイメージがありますか?
ガチャは、脂肪をエネルギーにかえる!的な飲料があったりするので、ダイエットっぽいイメージがありました。
たんぱく質とアミノ酸。マッチョボディとスレンダーボディ。なんか正反対な感じ。
でも、この2つ、同じって知ってました?
アミノ酸が集まったものをたんぱく質と呼び、英訳するとプロテインなんですね。
同じものなのにイメージが全然違う。何か不思議ですよね。
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はい。たんぱく質(アミノ酸)を使って脂肪を糖にかえて、下がった血糖値を基準値まで上げもどす機能は身体に備わっているということですね。
でもそんなもの、普段の食事で糖質をとっている側からすれば、そんな機能は使ってないだろうし本当かどうかもわからない!
って、思ったりしますよね。
でも安心してください。その機能、糖新生ですが・・・みなさん毎日機能してまーす!
普段1日に3食の生活とした場合、
・朝食:7時~8時前後
・昼食:12時~13時前後
・夕食:遅くとも20時~21時くらい
じゃないですか?まぁ、仕事で遅くなったりとか飲みに行っちゃったりするとズレたりしますが。
基本的には、それぞれのご飯の間隔よりも、前日の夕食~朝食までの間隔、だいぶ長いですよね。
その間、寝ているのでもちろん食事は出来ないんですが、脳は働いていますよね。
彼らに栄養を運ばなければいけないので、実は日々、糖新生は行われているんですね。糖は身体で作られています。
と、言うことで、糖質に限っては無くても大丈夫。ということになりますね。
となると、上でも書いた
糖質とらない⇒血糖値が急激に上がらない⇒ホルモンがドバッと出ない⇒血糖値が下がり過ぎない⇒お腹が減らない
というHAPPYなループが成立してしまうのです!
血糖値が下がるなら自前で糖をこさえる。糖質をとらなければ血糖値が急激に上がることはないので、すい臓さんもひと安心です。
<食事への考え方が変わる!>
この頁の話をちょっとまとめてみましょう。
・お腹が空くという現象は、血糖値が基準よりも下がった状態のときに起こる。
・食事で糖質をとると、血糖値が急激に上がり、その後、反発するように血糖値が下がって小腹が空いてしまう
・糖質をとらなければ、血糖値は急激に上がらず、反発もないため小腹は空かない
・糖は、食事でとらなくても自力で作ることが可能
でした。「お腹が空く」ということは、「糖質をとりたいと身体(正確には脳)が要求してくる」というだけで、実際にお腹が空っぽなわけではないのですね。
手っ取り早く糖を確保したいという「頭(脳)」からの指令を真に受けての、一種の勘違いみたいなものなんです。
それでは、この頁のメインとなる事への答えです。ダイエット方法へのガチャの要望として、
・どうせ続けなければいけないなら、気づけば続いてしまうくらいのもの!
というのがありました。なぜ糖質制限ダイエットではそれを満たすことが出来るのでしょうか。
それは、食事をすることへの考え方が変わる!からなんですね。
まず、糖質制限ダイエットをする前のガチャの食事への考え方ですが、
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<糖質制限前のガチャの思考>
・朝食はしっかりガッツリ食べたほうがいい。1日の始まりだもの!
・昼食はお昼休み前からすでにハラが減る。ご飯大盛りにしないともたないな。
・なんか小腹が空いたんで間食!頭が働くために甘いものでも食べよう!
・夕食は仕事終わりの至福の時間!美味い酒と美味いメシ!〆はラーメンでも★
・・・ん~、普通に考えても太りそうですね。まぁこの生活で、ガチャは181cm、88Kgという、数値だけ見ればなんか格闘家のようなおっさんだったわけですね。
では、糖質制限を実施した後はどうでしょうか。
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<糖質制限後のガチャの思考>
・朝食はハムエッグとコーヒー!卵2個使えば、パンは要らないかな。
・昼食。今日は魚が食べたいなぁ。定食屋さんで焼き魚定食!ご飯の代わりに納豆と冷奴の小鉢で。
・ここでちょっと足りてない栄養補給。お腹は空いてないけど、ナッツを1つかみ分ポリポリ。
・夜は肉でも食べるかな。お昼魚だったし。ローストビーフなんていいんじゃない?ついでにチーズ盛りあわせも食べよう!〆は・・・お腹いっぱいだからいいや。
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こんな感じになりますね。ちなみに現在は73~74Kgを行ったり来たりしています。
※計算すると、14~15Kg減っていますが、体重がどんどん減っていた期間は3ヶ月です(本当は1ヶ月半ですが)。
※3ヶ月で12キロ減ってその後、半年くらいかけて勝手に2~3Kg落ちていった感じですね。
糖質制限前は、基本的に「お腹が空いたから、とりあえお腹いっぱい食べたい!」という気持ちが強かったです。
それに比べて、糖質制限後は、まず「お腹が空いた」で動き出すことがなくなりました。
ご飯食べるの忘れてしまいそうなことも多々w
同僚に「メシいこーぜ」って言われて初めて「あぁ、メシの時間か」という感じです。
ガチャが思う、糖質制限のデメリットは「お腹空かないので、ご飯食べるの忘れちゃいそうになる」ことですかねw
食べるということを意識しないとそのままスルーしそうになります。
でも、これは食事に対して「お腹を膨らませる」ではなく「ちゃんと必要な栄養をとる」という考えを生みます。
糖質制限をちゃんと実施した場合、自然と「足りない栄養は何かな?」と考えるようになります。
もうね、勝手に身体にイイコトが考えられてしまう思考回路になってしまうんです。

そしてもう1つ。劇的に変わるものがあります。正しく言うと、本来の状態に戻ったと言った方がいいかもしれませんが。
あ、体つきとかの話じゃないですよ?ダイエットなので、体つきが変わるのはアタリマエということで、それ以外で、です。
<味覚が開花する!>
もう題名に書いちゃいましたが、糖質制限を行って劇的に変わるもの。それは「味覚」です。
糖質制限を始める前、「よっしゃ、これから糖質制限する!終わったら、ご褒美にラーメン&チャーハン食ったんねん!」と意気込んでいました。
しかし、糖質制限の期間を終えたころ、そもそもお腹も空かないし、ラーメン&チャーハンに気持ちが向くことも無かったので、最初の食事は普通に中華定食屋さんで白米を食べることにしました。そこで思ったこと。
「うまっ!!!」「ってか白米、甘っ!!」
もう、衝撃でした。定食の端っこにおいてある杏仁豆腐に至っては「あんまっ!!これ全部食えない。。」
ってなりました。
糖質制限をしていない時の感覚でいうと、そうですね・・・、ようかんって、かなり甘いですよね?
切り分けた1人分であれば「甘くて美味しい~」って食べられると思うんですけど、普通にランチ行った後に「デザートは、ようかん1本まるまるです☆」って言われたら、相当な甘党でなければ「いや無理だから」ってなりますよね?
そんな感じです。
ガチャ思うに、普段の食事で糖質がたくさんある生活をしていると、ある程度「甘さ」に麻痺しているんじゃないかな、と。
あれと似てる感じがします。いつも強めの香水をつけている人って、鼻が麻痺しちゃって気にならないけど、満員電車の中でものすごい存在感があるという。つけてない人からしたら、香水キツっ!!て思っちゃうような。
白米でさえ感動的に甘く感じます。・・・ただ、1口目で「うまっ!」と思うものって、最後は飽きちゃいますよね。
なので、結果、そんなに量は食べなくなります。その分、肉とか魚とか大豆とかチーズとか食べたいと思います。
ひと昔前だったら危なかったですよね。世の中、糖質祭りでしたから。
最近じゃ、低糖質なものを食べることが出来るお店ってかなり増えてますので、全く問題ないですね。
<気がついたら続いている>
糖質制限をちゃんと実施すると、ガチャには以下のような変化がありましたね。
・お腹が空くことがなくなったので、とりあえず食べる!がなくなり、食べるものも自然とカラダのためを思うようになった
・味覚が変わり、甘いもの(糖質が多い食べ物)をたくさん食べることが出来なくなった
です。これって、ほら、もう、そういうことですよね。
ダイエット方法に対するガチャからの要望。それは、
・どうせ続けなきゃいけないなら、気づいたら続いちゃってるくらいのものがいい!
でしたね。はい、ダイエットは続けないとリバウンドすると。
しかしガチャ、気づけば続いてしまっているんですね。
現在(スーパー糖質制限を終了して1年くらいですかね)は、食事をする際には多少の炭水化物はとっています。
定食屋に行けば少量ですがご飯もたべます。ご飯、少しだけなら美味しいです。
糖質は嗜好品。少量を美味しくいただく。カラダのためではなく、ココロの満足感を得るものですね。たくさんは要りませんw
これが、「たくさん食べてよくて、気がつけば続いている」ガチャの要望を叶えた、「ちゃんと調べて実施する糖質制限ダイエット」です!
長々と書いてしまいましたが、次の頁から、ガチャが実際に糖質制限を行っていた時の食事メニューなど、より具体的なお話をしたいと思います。
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次の頁では、ガチャの糖質制限における、実際の食事内容を記載します。
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