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1.サーブの基礎
サーブは、インディアカのプレイで一番初めに行うものです。
強豪チームでは、狙いを定めて精度の高いサーブをすることで、相手チームの攻撃パターンを限定し守りやすくするだけでなく、直接得点に結びつく「最初の攻撃」を行うこともできます。
上手いサーバーがいるだけで、試合を決めてしまう場合もあったり。
このページでは、精度を上げるためのサーブのポイントを解説します。
目次
説明の前に
<用語について>
説明する上で、このサイトで使っていく言葉を先に書いておきます
-
打ち手
サーブを打つほうの手を指します -
持ち手
サーブの際に羽根を持つほうの手を指します
<図などの説明>
図などを使って説明をする場合、原則として右利きの場合として書きます。
サウスポーの方はそのつもりで見ていただきますようお願いします。
サーブの基本動作
サーブの基本的な動作とポイントを説明します。
まず、サーブを打つ際の動作としては大きく分けて4つあります。
① 立ち位置を決める
④ フォロースルー
この4つの動作について、それぞれ解説します。
① 立ち位置を決める
サーブを打つ際の最初の動作として、立ち位置を決めます。
下の図を見てください。

図で、サーバー1の人とサーバー2の人が同じ目標の場所にサーブを打つ場合。
右側のように並べるとわかりやすいんですが、距離が結構違います。
これは、どういうことを意味しているかと言うと、同じ強さでサーブを打った場合、立ち位置によって思ったところにいかない場合があるということ。
この図の例で言うと、サーバー1の人が、サーバー2の人の位置から同じ強さでサーブを打ったら、アウトになってしまいますね。
なので、サーブを行う動作の1つ目として、「自分の立ち位置」を決めて練習を行うことが大切になります。
② 持ち手の位置を決める
立ち位置を決めたら、次に、持ち手の位置を決めます。
サーブの基礎において、この「持ち手の位置」が一番重要になります。
下の図を見てください

サーブが自分の思ったところに行かない場合、最大の理由はこの「持ち手の位置」によるものです。
打ち手をまっすぐ振っているつもりでも、持ち手の位置がずれていることにより、まっすぐ飛ばない。
持ち手で羽根を置く位置は、常に「打ち手をまっすぐ振る軌道の上」を意識するようにします。
③ 打ち手で羽根を打つ
持ち手の位置を決めたら、打ち手で羽根を打ちます。
サーブの基本として、羽根を打つ際に気をつけるポイントは、
-
打ち手の腕をまっすぐ引いて、まっすぐ前に振る
-
手首はぶらぶらさせない
-
手のひらは広げず、指の付け根あたりで打つ
です。
打ち手の腕の振りは、体の向きに対してまっすぐ行うことが大切です。
手首をぶらぶらさせない理由は、打ち手が羽根をとらえるタイミングで、手首がぶらぶらしていると「当たり所が一定にならない」からです。
ガチガチに固める必要はありませんが、ある程度はブレないように気をつけます。
サーブを打つ際に、手のどこに当てるのがよいか。
それは、下の図の部分です。

基本のサーブでは、図の真ん中の「指の付け根~手のひらの間」が安定してよいと思います。
図の左の「指の部分」は、腕の振り以外にも、手首と指の力をモロに受けて打つことになるため、コントロールが難しいです。
図の右の「手のひら」は、「指の部分」や「指の付け根あたり」よりも硬いため、打つと言うよりは弾くイメージに近くなります。そのため、羽根の硬さや弾み方の影響を一番受けやすく、すごく飛んだり、全く飛ばなかったりします。
上級者(マニアックな人)になると、同じ手の振り方で当てる位置を変えたりすることもありますが、まずは安定して狙ったところにサーブが行くために、図の真ん中のような「指の付け根あたり」でとらえるようにすると良いです。
④ フォロースルー
最後にフォロースルーです。
これは、球技などでは全般的に言われることですので、インディアカ独特と言うわけではないんですが、大切なので書きました。
フォロースルーとは、サーブの場合で言うと
-
サーブを打った後の打ち手の動き
のことになります。
右利きの場合、サーブを打つ際に「打ち手で羽根を打った時点」を動作のゴールとしてしまうと、その後の手の動きは惰性で左に流れます。
なので、「羽根を打った後も、そのまま打ち手をまっすぐ出す」イメージの動きを行うようにします。図で表すと、

ちょっと大げさに書いていますが、意識をするとしないとでは、ミスの割合がかなり違ってきますので、覚えておいて損はないです。
精度を上げるポイント
同じようにサーブを打っているつもりでも、思ったところにいかない場合がある。
その大きな理由は、
基本動作で書いていることをちゃんと毎回意識しているかどうか。
です。
特に重要なのは、「持ち手の位置」と「フォロースルー」
「持ち手」に関しては、基本動作で書いた「打ち手の前に羽根を置く」ことと、もう1つ重要な事があります。それは、
サーブの動作の始めから終わりまで、持ち手は動かない
です。
せっかく打ち手の前に羽根を置いているのに、サーブの動作の中で持ち手が動いてしまうと、同じように打ち手を振っても当たる所が毎回かわってしまいます。
たまに、持ち手と打ち手を両方動かして勢いよく羽根を叩く人や、打つ前に持ち手から羽根を離してしまう人がいますが、
あれで良いサーブが常に打てる人は「経験」や「感覚・センス」があって応用力がある人です。
基本に忠実に、安定したサーブを目指すのであれば、ここで書いている基本動作を練習すれば誰でも出来るようになります。
応用は、基本が出来てからでも充分ですので、まずは基本から始めましょう。
高いサーブと低いサーブ
サーブの軌道を変えたい場合の打ち分け方について。
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手首を使って角度をつける
-
打ち手の振り方を変える
上記のどちらでも高いサーブ、低いサーブを打ち分けることは出来ます。
ただし、安定した精度で打てるかとなると疑問です。
では、どうするか。
ここまで読んで頂いているので、ピンと来ている方もいると思います。
-
持ち手の位置を変える
はい。これですね。
打ち手振り方を変えると、ブレる恐れがあります。手首もそう。
でも、持ち手の位置を変えるのなら、打ち手の振りを変えなくても打ち分けることが出来ます。
ちょっと物理のお勉強みたいですが、図にしました。

この方法でサーブを打ち分ける練習を行うと、持ち手以外の動きには影響がなく、しかも持ち手は位置を決めたら動かさないので、安定して高低の軌道を変えることが出来ます。
以上で、サーブの基礎については説明を終わります。
普段何気なくサーブを打っていて、
-
なぜミスしてしまうのかわからないという方
-
どうすれば正確に狙い通り打てるの?という方
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新人に教えるのに言葉にするのが結構メンドイ!という方
などなど、サーブの基本動作について、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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